【海水魚図鑑】カクレクマノミの飼育方法

カクレクマノミ写真海水魚図鑑

どうも、クマのみん(@Dorasike)です。
ファインディングニモおもしろいですよね。もはや一般常識ですが・・・パッケージのオレンジの魚はニモではなくニモの父親のマリーンです。
行方不明になったニモを主人公であるマリーンがファインディングする話です!

おまけにニモもマリーンもカクレクマノミではなく、クラウンアネモネフィッシュです!!
そもそもファインディングニモの舞台はグレートバリアリーフですが、グレートバリアリーフにカクレクマノミは生息していません・・・

カクレクマノミ写真

↑これはカクレクマノミ

<見分け方>
バンド(縦の白い3本のライン)ふちの黒い部分の太さで見分けることができます。
・ふちの黒い部分が細いのはカクレクマノミ(ClownFish)
・ふちが黒い部分が太いのはクラウンアネモネフィッシ(Orange Clownfish)

まぁ、Orange ClownfishのClownとはピエロをさす言葉なわけでピエロなりのジョークでしょうか・・・?
ということで、みんな大好きカクレクマノミの飼育方法を紹介します。

ワイルド(野生)よりブリード(養殖)のほうが育てやすいよ

カクレクマノミの生態

カクレクマノミはざっくりと以下のような生態です。

・孵化直後はすべての個体がオスとして生まれ、群れの中で一番大きい個体がメスに性転換する
・体表の粘液の作用により毒性の強いイソギンチャクにもふもふしても平気
・イソギンチャクがない環境で寝るときは岩や底に横たわる

カクレクマノミは性転換する!?

カクレクマノミは孵化直後はすべての個体がオスとして生まれます。
大きくなるにつれ群れの中で一番大きな個体がメスに性転換し、2番目に大きな個体がオスとなります(メスが☆彡になった場合、次に大きい個体がメスに性転換する)
3番目以降の大きさの個体は・・・オカマオスとメスの中間です。

通常、繁殖行動はオス・メスのみにより行われるため、他の個体は群れから追い出される場合が多いです(特にイソギンチャクを入れると縄張り意識が強くなる)。
そのため、水槽内で飼育する場合は2匹までにしましょう。

イソギンチャクの毒に耐性!?

イソギンチャクは触手に触れた魚を刺胞毒で麻痺させ丸ごと飲み込み捕食します。
大型魚の場合、イソギンチャクの触手に触れたとしても体表の荒れだけで済み捕食されることは少ないのですが、弱っていたり小型の魚は捕食されてしまいます。

カクレクマノミは比較的小型の魚ですが体の表面が透明の膜で包まれており、イソギンチャクの触手に触れても刺胞毒を受けることがなく、もふもふすることができます。

寝るとき底砂に横たわる!?

カクレクマノミがもふもふするハタゴイソギンチャクの”ハタゴ”とは漢字で”旅籠”と書き、文字通りカクレクマノミの寝床となります。
では、ハタゴイソギンチャクが水槽内にいない場合どこで寝るかというと・・・適当なもふもふできそうなサンゴ(スリバチサンゴとスターポリプで確認済)の中で寝ます。

イソギンチャクや手ごろなサンゴどちらもない場合は水槽内で横たわり寝ます!
最初見たとき死んでしまったのかと思い焦りましたが寝相が悪いだけでした・・・
尚、カクレクマノミ以外ではナンヨウハギも横たわり寝ます。同じく焦る・・・


カクレクマノミの飼育データ

総合評価★★★★★
(海水魚飼育の入門種)
価格 ★★★★☆
(実売価格700円程度(養殖)
病気耐性★★★★☆
(病気になりにくく丈夫)
性格★★★★☆
(比較的温和)
サンゴとの共存★★★★☆
(サンゴを食べることはない)

総合  :★★★★★

病気に強く人工餌もたべてくれるため、飼育が非常に簡単な魚です。
とてもかわいく海水魚飼育の入門種に最適な魚のため、本種をうまく飼育できない水槽環境下ではまずその他の魚は飼育できません。

寿命は15年程度ととても長いため、”終生飼育”できるか判断の上飼育してください。
途中で飼育をやめる可能性がある場合は飼育しないでください。

 

価格  :★★★★☆

養殖(ブリード)が可能なためブリードは700円程度と安価です。
※ブリードの中でもバンドが乱れていたり全体的に白い個体は高価です。
天然(ワイルド)は3,000円程度しますが、ブリードと比べオレンジの体色がはっきりとしています。

カクレクマノミの近親種のアネモネフィッシュの中にはヒレがひらひらと長い”ロングフィンアネモネフィッシュ”という種類の魚がいますが、とても効果で1匹5万円程度します・・・

病気耐性:★★★★☆

病気になりにくくとても丈夫な魚です。

性格  :★★★☆☆

比較的温和なため多くの魚と混泳可能です。海水魚の特性として近親類には攻撃的になるため、他のクマノミ系との混泳は注意が必要です。

本種はスズメダイ科のため、自分より小型の魚にはやや攻撃的になります。また、イソギンチャクに近づく魚を威嚇しますが大抵負けてイソギンチャクに逃げ込みます。
せこい・・・

サンゴ :★★★★☆

サンゴを食べることはありませんので、ソフトコーラル・LPS・SPSなどの多くのサンゴと共生可能です。
ただし、イソギンチャクを飼育していない場合、代わりにサンゴにモフモフすることがあり、サンゴの元気がなくなる場合があります。

まとめ

老若男女みんな大好きカクレクマノミは飼育がやや難しいイソギンチャクがなくても単体で飼育できるため、海水魚飼育の入門種に最適です。

ワイルド(野生)よりブリード(養殖)のほうが育てやすいよ


めっちゃかわいいです。まじで。

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