どうも、クマのみん(@Dorasike)です。
海水魚はカラフルな色合いの魚が多くいますが、本記事で紹介するプテラポゴンカウデルニー(和名:アマノガワテンジクダイ)は白い体に黒い線、黒いヒレに白い水玉模様と地味な色合いながらとても愛嬌のある姿をしています。
↑独特のフォルムに水玉模様でかわいい
餌付けさえできれば簡単だよ。
プテラポゴンカウデルニーの飼育データ
総合評価 | ★★★☆☆ (餌付けさえできれば楽だが・・・) |
価格 | ★★★☆☆ (実売価格2000円程度 |
病気耐性 | ★★★★☆ (病気になりにくく丈夫) |
性格 | ★★★★★ (温和で喧嘩しない) |
サンゴとの共存 | ★★★★★ (サンゴを食べることはない) |
総合 :★★★☆☆
性格が温和でサンゴを食べることもなく病気にもなりにくいため飼育が簡単かと思いきや、意外と餌付けが難しいため飼育中級者向けの海水魚です。
お店でしっかりと餌付けされている個体を購入するか、飼育ケースやサテライトなどで個別管理し餌付けが済んでから水槽に入れるようにしてください。
価格 : ★★★☆☆
養殖(ブリード)が可能ですがあまり出回ることはなく、2000円程度とそれなりの価格がします。
近親のマンジュウイシモチが約800円なので、そう考えると少し高価ですね。
主観ですが、白黒のカラーリングで水玉模様で大変かわいい姿をしているため、値段以上の価値はあります。
病気耐性:★★★★☆
病気になりにくくとても丈夫な魚です。
性格 :★★★★★
温和なため多くの魚と混泳可能です。
海水魚は通常近親類には攻撃的になりますが、本種は特に攻撃的になることはありません。
尚、産卵期は群れから離れてひっそりと暮らすようです。
サンゴ :★★★★★
サンゴを食べることはありませんので、ソフトコーラル・LPS・SPSなどの多くのサンゴと共生可能です。
サンゴにモフモフすることもないため、リーフタンクにもお勧めします。
プテラポゴンカウデルニーの生態
温和な性格で自分からは攻撃しない
もともと住んでいた海が広大な分、海水魚は淡水魚より混泳が難しい種類が多く場合によっては相手が死ぬまで執拗に攻撃する個体もいます(ヤエヤマギンポなど)。
プテラポゴンカウデルニーは他の魚に興味ないのか、もしくは何も考えていないのかよくわかりませんが水中を漂うようにふわふわと泳ぎ他の魚を攻撃することはありません。
また、ヤッコなどの気が強い魚にも攻撃されることなく、どこ吹く風で水中を漂っています(私の水槽だけかもしれませんが・・・)
混泳を気にする場合はプテラポゴンカウデルニーをお勧めします。
ふわふわ浮かぶように泳ぐ姿がかわいい!?
ヒレが大きく数も多いことから素早く動くかと思われがちですが、プテラポゴンカウデルニーはそれほど素早く動くことが出来ません。かと言ってクダゴンベのように何かに捕まることもなく、水中を漂うようにふわふわ優雅に動きとてもかわいいです。
イメージ的には泳ぐというよりホバリングが近いかもしれません。
マウスブルーダー!?
是非ともペアで飼育し子供を飼育するところを見てもらいたいのですが、プテラポゴンカウデルニーは受精卵を孵化するまでの間、雄の口の中で保護します。
せっかくの受精卵を他の魚に食べられないため非常に有効な策ですが、受精卵が孵化するまでの約1週間雄は何も食べないそうです。大変ですね。その間雌は何をしてるのでしょうか・・・
プテラポゴンカウデルニーの生息地では販売目的で乱獲されており絶滅危惧種に指定されているらしいのですが、マウスブルーダーのおかげか繁殖力が強くあまり数は減ってないそうです。
動きが遅く餌を食べるのが下手(餓死することが多い)
プテラポゴンカウデルニー飼育の最大の問題はコレです。
基本的に動きが遅く餌に対する執着もあまりないため、栄養不足で餓死してしまうことが多い海水魚です。
水槽導入前に個別管理をし、しっかりと餌付けしてから水槽に導入してください。
捕まえるのも難しくありませんので痩せているようでしたら餓死する前に捕まえ、個別管理してください。
水流が強いと流される
泳ぐのがうまくないため水流に逆らい泳ぐことが出来ず、水流に流されます。
まぁ、流されたところで水槽内には水流の弱い箇所もあり、そこで落ち着くと思いますが・・・
起きているときは水面近くの水流の弱い箇所、寝る時は底砂近くの水流の弱い箇所にいることが多いです。
まとめ
見た目も泳ぐ姿もかわいく性格も温厚なため、水槽内にペアで飼育したいところですがくれぐれも!くれぐれも!!餌付けだけは慎重におこなってから水槽内に入れるようにしてください。お願いします。
すこしでも参考になれば幸いです。
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