【徹底解説】ウールマットの役割と使い方【最強物理濾過】

メンテナンス前飼育方法

どうも、クマのみん(@Dorasike)です。
サンゴのみを飼育されている場合水はそれほど汚れないため濾過は不要ですが、海水魚もいっしょに飼育されている場合水が汚れやすく濾過が必要となります。
この濾過には①大きいゴミを取る物理濾過、②物理濾過でとれなかったゴミ分解する生物濾過の2種類があります。

生物濾過は水の汚れ(アンモニア)を分解し亜硝酸塩や硝酸塩などの栄養塩にしますが、あまり栄養塩が多すぎるとサンゴのポリプの開きが悪くなり死んでしまったりと・・・サンゴによくありません。

ということで・・・物理濾過がしっかりと機能し水の汚れを取ることが出来れば、生物濾過される汚れが少なくなり結果として栄養塩もあまり増えることはありません。

物理濾過(ウールマット)が大事なのはわかるけど、ウールマットは栄養塩(硝酸塩)が増えるため、SPS(ミドリイシ)飼育する場合はいらないって聞いたことあるけど・・・

 

クマのみん
クマのみん

うーん、正しいようで正しくないかなぁ・・・
そもそも物理濾過(ウールマット)のメンテナンスがきちんとできていれば気にしなくていいよ!

ということで、この記事では物理濾過の要である「ウールマット」を紹介します。

・水を汚しやすい中・大型海水魚飼育ができる
・残り餌や糞などの大きいゴミを物理的にとることが出来るので、同じ物理濾過であるプロテインスキマーの負荷が減る(あまり高性能の物でなくても良い)
・数回は洗って繰り返し使えるのでコスパよし
・メンテナンスを怠ると汚れを十分に取ることが出来ず栄養塩(硝酸塩)が増える
・メンテナンス頻度が多い(目安は3日に1回程度)
・繰り返し洗いで目詰まりが起こるため、適度に新品に交換する必要がある
ふわふわで分厚くゴミがよくとれます!
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ウールマットとは

ウールマットとは淡水・海水で使用できる物理濾過に使用する物です。名前の通り羊毛!でできていると思いきやアクリル繊維などの化学物質でできています(たまに羊毛でできていると書かれている方がいますが・・・)

 

・使用しているうちに目詰まりをおこし物理濾過として機能しなくなります。
目詰まりがおきていたら新しいものと交換してください。
・マット状のものと綿状の物がありますが、丈夫なマット状の物をオススメ
・目の細かい物は汚れの除去能力は高いが目詰まりしやすく頻繁なメンテナンスが必要となるため、ある程度目の粗い物(密度の高い)物がオススメ
・厚みが薄い物は耐久性が低く繰り返し使用することが出来ないため、厚みのあるものがオススメ

ウールマットがどんなものかはわかったけど、栄養塩が発生する問題(別名 硝酸塩工場)はどうなったの?

クマのみん
クマのみん

冒頭に書いたけど物理濾過がしっかりと機能し分解される汚れが少なければ、当然栄養塩は少なくなるよね?
栄養塩が発生するのは何濾過だったかな?

アンモニア→亜硝酸塩→硝酸塩だから・・・生物濾過!
クマのみん
クマのみん

ウールマットは生物濾過ではなく物理濾過だよね・・・

つまり、ウールマットで栄養塩が発生する場合、ウールマットのメンテナンス不足→目詰まり→バクテリアの定着→生物濾過(硝酸塩生成)の状態になっており、そもそも物理濾過として機能してないよ!!

 

オススメのウールマット紹介

ウールマットもいろいろと種類がありますが、分厚く耐久性も高い以下の商品をお勧めします。

サンミューズ社 ファインマット ビッグ

パッケージに「高密度・弾力性・耐久性が違います。細かなゴミも逃さずキャッチ」
とあるように、適度な弾力性があり汚れが良く取れます。
厚みも2cmあり耐久性も十分あるため、繰り返し洗いして再利用することが可能です(6回はいける)

ただし、高密度のため汚れは良く取れますが反面目詰まりを起こしやすいとも言えますので、適度にメンテナンスをしてください(目安は3日に1回モミ洗い)。

ウールマットの使い方

ウールマットは強力な物理濾過のためろ過装置の一番最初に使用することにより、効率的に汚れをこしとることができます。

・外部濾過の場合は外部フィルタの一番底(最初に水が通るところ)に設置
・オーバーフロー水槽の場合はウートボックスに設置

当然ただのマットなので電気なども不要で簡単に使用することが出来ます。

ウールマットのメンテナンス方法

ウールマットのメンテンアンス方法を説明します。
所要時間は5分程度で終わりますので、メンテナンスはそれほど大変ではありません。

メンテナンス前

新品使用から約3日経過後のウールマットの状態がこちらです。
食べ残しのクリルや糞などの細かい汚れがたくさん除去出来ていることが分かります。
ウールマットを使用していない場合、これらの汚れ全てをプロテインスキマーや生物濾過で賄う必要があります・・・

洗い方

この画像は水に入れ数回モミモミしただけの画像ですが、3日とはいえ結構汚れてますね。

①適当なケースに水道水(あればRO水)をいれ、その中におもむろにウールマットを突っ込みます。
②繊維が解けないようにモミモミモミモミ存分に揉みしだいてください。
③水が汚れたら新しい水に交換してください。
④水がきれいになるまで②→③→②→③と、繰り返し作業をしてください。

洗った後

5分ほど洗えば画像のように新品!とはいえないまでも十分綺麗になります。
当然こしとった汚れは除去できているため、物理濾過として機能は復活しており再利用できます。

このまま使用しても問題ありませんが、残留物が気になる方は飼育水で仕上げ濯ぎをしてください。

 

クマのみん
クマのみん

使い方も洗い方も簡単で強力な物理濾過を発揮するなんて、なんて便利なんだ・・・
個人的にウールマットを使わないメリットがないような気が・・・

まとめ

ウールマットを濾過装置の一番最初に使用することで効率よく汚れを除去することが出来ます。
それほど高い物ではなく繰り返し使用することもできるため、正直メリットしかありません!

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少しでも、参考になれば幸いです。

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