【非常用】アクアリウムの停電対策方法解説

水槽アイキャッチメンテナンス

どうもクマのみんです。
アクアリウムの飼育システムは電気用品(以下、アクアリウム用品)で構成されており電気が必要不可欠です。
天災などによる大規模停電=生体の死に繋がりますので、常日頃から停電に備えいざというときに使用できる非常用電源を確保する必要があります。

非常用電源はインバータ式、正弦波出力、修正正弦波出力などなど様々な仕様がありますが、アクアリウム用品ではそれほど精度は重要ではないため、これらの仕様は気にしなくても大丈夫です。

クマのみん
クマのみん

非常用電源(発電機・ポータブル電源)のざっくりとした特徴を紹介するよ

ガソリン式発電機

・動作時間:長時間稼働可能(900Wで5時間)
・騒音:比較的大きい(90db 騒々しい工場の中)
・使用場所制限:屋外使用(一酸化炭素が発生)
・燃料:ガソリン(保管・管理が難しく使用期限(約1年)がある)
・備考:エンジンオイルも必要でメンテナンスが大変

カセットガス式発電機

・動作時間:中時間稼働可能(500Wで2時間)
・騒音:比較的大きい(60db(普通の会話)~90db(騒々しい工場の中))
・使用場所制限:屋外使用(一酸化炭素が発生)
・燃料:カセットガス(保管・管理が容易で使用期限(約7年)がある)
・備考:エンジンオイルも必要でメンテナンスが少し大変

ポータブル電源

・動作時間:低時間稼働可能(500Wで1時間)
・騒音:無音
・使用場所制限:屋内使用/屋外使用
・燃料:充電式/ソーラー接続
・備考:バッテリーに寿命がある(数年で容量が半減)
クマのみん
クマのみん

ガソリン式発電機が最も長時間利用できますが、燃料管理の点からおススメできないよ。
非常用電源はカセットガス式発電機かポータブル電源を選ぼう。

非常用電源でどの程度の時間動作可能?

カセットガス式発電機は500Wで2時間動作可能、ポータブル電電は500Wで1時間動作可能です。
では、実際アクアリウム用品がどの程度の時間動作可能か試算してみました。

試算条件は一般的な60cm水水槽の最低限飼育に必要な設備(殺菌灯、カルシウムリアクターなどは飼育に不可欠ではないため除外)とし季節は春先とします(クーラー、ヒーターは環境条件により消費電流の試算ができないため除外)。

試算条件(AC100V 50Hz)>
・プロテインスキマー(カミハタ:海道達磨):21W()
・ポンプ(カミハタ:Rio+ 800):4.8W(50Hz)
・水流ポンプ(ボルクス:VW04A):15W(50Hz)
・照明(MMC オプティマスリーフナノ):15W(50Hz)(半点灯)
・外部フィルタ(エーハイム2215):9W(50Hz)
合計:65W

カットガス式発電機の動作可能時間

カセットガス式発電機の主流製品は1000W/h動作可能(カセットガス2本)です。
65W動作させた場合、1000W/h÷65W=15.38hで約15時間動作可能(50Hz)となります。
※60Hzの場合は約12時間動作可能

屋外使用と周辺環境の騒音へのご理解がある場合、燃料も手軽に交換できるカセットガス式発電機をオススメします。

ポータブル電源の動作可能時間

ポータブル電源の主流製品は500W/h動作可能です。
65W動作させた場合、500W/h÷65W=7.69hで約7.7時間動作可能となります。
※60Hzの場合は約6時間動作可能

連続動作時間7.7時間は少し心ともないですが、ソーラー発電接続で充電できるため”昼間はソーラー発電駆動+充電”、”夜間は充電した電源を使用”という運用方法ができるのが強みです。

まとめ

いつ何時停電になるかわからないため、常日頃から何らかの非常用電源を確保しましょう。
本記事が少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。

 

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