【初心者向け】カクレクマノミ飼育の必要道具参考例【予算6万円】

水槽アイキャッチ飼育道具

どうも、クマのみん(@Dorasike)です。
カクレクマノミの飼育を始めて約1.5年たちますが、その間特に病気や調子を崩すことなく飼育できましたので当初購入した道具を紹介します。
飼育経験0の何もわからない状態からいろいろと調べ購入した道具となりますので、これからクマノミ飼育を始める方の参考となると思います。

飼育道具をそろえるのにかかる費用

カクレクマノミを安定して飼育するために必要な道具一式を揃えるのにいくら必要か想像できますでしょうか。
2万円以内の設備でも飼育できないこともありませんが、安定飼育は難しく水替え頻度も高く正直面倒くさいです・・・
ということで、水替えの頻度が1週間に1回で安定飼育できる飼育道具一式の購入は約6万円を目安として考えてください。

 

(2019年9月22日時点の金額)
☐ 水槽:\6,000
☐ 水槽台:\10,000
☐ フィルタ:\6,000
☐ プロテインスキマー:\18,000
☐ 照明:\9,000
☐ 底砂:\3,000
クマのみん
クマのみん

最初にかかる費用は高額ですが一度揃えてしまえば、月々かかる費用は餌・人工海水の素・交換用フィルタ代くらいなのでリーズナブルだよ。

 

水槽

メーカ:寿工芸
型名:レグラスR-600S
価格:\6,276(2019/9/22現在)
サイズ(mm):600(横幅)×300(奥行)×360(高さ)
水量:57リットル
備考:ふた1枚、透明ふた受け、水槽用マット付属

600mm幅は対応する飼育道具が多く、水量も多いためカクレクマノミなら5匹飼育可能です。
ガラスの透明度も高く6mm厚と丈夫なため、最初に購入する水槽に最適です。

・前面曲げガラスのため強度が高くシリコン劣化が少ない
・全面フレームレスのためインテリア性が高い
・ガラスの厚み6mmのため丈夫で安定感がある
・ふたの1か所のみにしか切れ込み(餌投入用)がないため外掛け機器を設置できない
・水槽背面のふた受けが水槽本体に接着されており外すことができないため上部フィルターが設置できない
付属するふたの使い勝手はあまりよくありません。ふたは飼育に不要な場合もあり、どうしても必要な場合は別途仕様に合ったものを購入してください。
尚、本水槽は上部フィルターを使用できませんが、そもそも塩ダレの問題もあり海水水槽ではほとんど使用されておりません。

水槽台

メーカ:寿工芸
型名:プロスタイル 600L 木目
価格:\10,278(2019/9/22現在)
サイズ(mm):615(横幅)×460(奥行)×697(高さ)
備考:組み立て式

60(横幅)×45(奥行)のオーバーフロー水槽にも対応しており扉もついているため、水槽台の中に見せたくない道具を隠すことができる水槽台です。
カラーも木目、ブラック、ホワイトの3色あり、お部屋のインテリアに合わせて選択可能です。

・あらかじめ穴が開いているため外部フィルター使用時でも穴を通しスッキリ配管可能
・木製であるが強度に優れており木材表面を防水処理している
・扉がついているため見せたくない道具を隠すことができ、静穏性にも優れる
・木材が給水することにより伸び縮みし、少しづつ水平ではなくなる
・組み立て式のため扉の調整がしにくい
・ソフトクローズ機能がないため扉の開け閉めがうるさい
DIYの得意な人なら30分程度で簡単に組み立てることができます。安価な割に立派な見た目で機能も申し分ありません。
また、木材の給水については海水が付着したらすぐふき取る・部屋の湿度をコントロールすることによりある程度防止可能です。

フィルタ

メーカ:スペクトラム ブランズ ジャパン(旧テトラ)
型名:バリューエックス パワーフィルタ 75
価格:\5,986(2019/9/22現在)
サイズ(mm):212(横幅)×200(奥行)×335(高さ)
備考:イージーメンテナンス対応

適合水槽60cm~90cmの外部式フィルターです。
海水水槽の場合、淡水水槽に比べ溶存酸素量が少なく生物濾過能力(バクテリアの硝化)が低くなるため、使用水槽のワンランク上のサイズのフィルタが必要です。
イージメンテナンス(濾材ユニットを分離可能)に対応しており、メンテナンスが高い外部フィルターです。
また、必要十分な濾材があらかじめセットされているため、これから飼育を始める方にはこれ一つで他に揃える必要はありません。
ライバル製品であるエーハイムのようなブランド性はありませんが、機器の信頼性も高く長期間使用可能です。

・イージメンテナンスに対応しており、メンテナンスの際大掛かりな配管変更が不要
・濾材コンテナが3段に分かれており、それぞれのコンテナごとにメンテナンス可能
・必要十分な濾材があらかじめ付いてくる
・濾材にこだわる場合不要な濾材がついてくるためコスパ悪い
・ライバル製品であるエーハイム製に比べデザイン性が悪い
濾材も種類が多く何を選択してよいのかわかりませんが、とりあえず初めのうちは本製品付属の濾材を使用すればコスパも高く問題ありません。
デザイン性については地味な色で武骨です。気になるようでしたら水槽台の中に隠してください。

プロテインスキマ

メーカ:カミハタ
型名:海道達磨(かいどうだるま)
価格:\18,016(2019/9/29現在)
通常設置(外掛け)サイズ(mm):190(横幅)×220(奥行)×455~495(高さ)
濾過設置(サンプ)サイズ(mm):140(横幅)×160(奥行)×450~490(高さ)
備考:ベンチュリー式

外掛け可能なプロテインスキマーは基本的に能力の低いエアリフト式のみとなりますが、本製品は数少ない外掛け可能なベンチュリー式プロテインスキマーです。
また、濾過設置にも対応しているため、水槽の環境に合わせて外掛け・濾過設置を選択できるため、高額なプロテインスキマーを水槽環境にあわせて流用可能です。

・流量とエア量の調整が不要
・外掛け、濾過設置の両方に対応
・濾過設置可能なベンチュリー式の中でもサイズが小さい
・ベンチュリー式の中では汚れの除去能力が低い
・本体中央の分解清掃不可

濾過設置専用の大型プロテインスキマーには汚れ除去能力が及びませんが、エアリフト式とは比べ物にならない能力です。本体中央の分解清掃はできませんが、そもそもあまり清掃する必要がなく汚れ除去能力への影響はありません。

照明

メーカ:アクロ
型名:TRIANGLE LED MARINE 600
価格:\9,059(2019/9/29現在)
サイズ(mm):562(横幅)×95(奥行)×50(高さ)
備考:ライトリフト、吊り下げ対応

青色LED,赤色LED,白色LED内臓のファンレス照明です。ライトリフト式、吊り下げ式どちらにも対応しており環境に合わせて選択可能です。
本体の三角部がヒートシンクの役割を兼ねており、その見た目から通称おにぎり照明と呼ばれています。

・ライトリフト式に対応しているため設置が簡単
・青色,赤色,白色LEDの複合LED構成のため幅広い波長を放射している
・ファンレスのため寿命が長い
・見た目がダサい・・・
・白色LEDが強すぎるためサンゴを飼育する場合、茶色になりやすい
価格のわりに光が強く性能は良いのですが・・・見た目がダサイです。とても。見た目が気になる方はキャノピー(目隠し)を設置してください。
白色LEDが強すぎますが、現在販売しているおにぎりは、白色LEDのON/OFF切り替えができます。

底砂

メーカ:チャーム
型名:Bact Sand(ばくと さんど) スモール
価格:\3,285(2019/9/29現在)
容量:6リットル(600水槽の場合厚さ3cm程度)
備考:バクテリア付き ライブサンド

通常水槽立ち上げ時はバクテリアが底砂・濾材に定着するまで時間が必要です。
本製品は予め底砂にバクテリアが定着しているため、水槽の立ち上げ時間の大幅な時間短縮可能です

・バクテリアが最初から定着しているため水槽の立ち上げが早い
・底砂を入れる前の洗浄が不要
・ビニール片が購入している場合がある
・使い切れない場合保存がきかない
基本的に洗浄不要ですが、稀にビニール片が混入しているため目に付くごみは除去してください。
また、バクテリアが付着している生きた底砂のため保存はできません。一度に水槽に入れるようにしてください。

海水の素

メーカ:カイスイマレン
型名:マリンソルト (600L)
価格:\4,100(2019/9/29現在)
備考:カルシウム、ストロンチウム、ヨウ素強化配合、塩素中和剤配合

海水魚の飼育には塩水ではなく人工海水の素人工海水が必要です。本製品は塩素中和剤が配合されており、水道水に溶かすだけで飼育可能な人工海水を作ることができます。
一番の特徴は大手メーカと比較しとにかく安価でコスパに優れていることです。また、カルシムなど強化されており、私の環境では海水魚飼育と簡単なサンゴ(ソフトコーラル、LPS)が飼育できていました。

・とにかく安価(大手メーカの半額)
・塩素中和剤が配合されており、簡単に人工海水を作ることができる
・梱包単位が100リットルのため、少し人工海水を作りたい場合はかなり余る
・他社製品と比べ少し溶けにくい
梱包単位が100リットルのため、余った分は別の密封容器で保管してください。また、少し溶けにくいため、根気よく混ぜ十分溶かすようにしてください。

まとめ

水槽システム変更により現在は使用していない製品もありますが、ここで紹介した製品を使用すればカククマノミと簡単なサンゴの飼育ができます。
これから飼育を始める方の参考になれば幸いです。。

 

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