どうも、暑いのも嫌いだけれど寒いのも嫌いなクマのみん(@Dorasike)です。
人間と違い海水魚は衣服で体温調整ができないため、水槽用クーラーや水槽用ヒーターを使い水温調整が必要となります。
この記事では、寒い時期の水温を調整する水槽用ヒーターの種類説明、「これを買っておけば間違いない水槽用ヒーター」を紹介します。
- ヒーターに種類があることを知らなくて何を選べばよいかわからない
- 故障したときの安全装置がついているヒーターを探している
- おすすめ商品を知りたい
海水魚は水温低下に弱いため、寒くなる前に用意してね。
オススメな水槽用ヒーターの選び方
通常、水槽用ヒーターは水中に設置し電気エネルギーを熱に変換し水温を上昇させます。
水槽用ヒーター単体では水温が上昇し続けてしまうため、制御装置(サーモスタット)を組み合わせて使用します。
水槽用ヒーターは様々なワット数の物がありますが、ワット数が多い=電気を多く使う=発熱量が多いという認識で問題ありません。
水槽用ヒーターのワット数と適合水量
水槽用ヒーターにはワット数が何種類かあります。水槽の水量に適合したワット数のヒーターを選んでください。
・水量に対しヒーターのワット数が少ない場合、ヒーターの発熱量が少なく目的の温度に水温調整できません。
・水量に対しヒーターのワット数が多い場合、水温調整はできますがヒーターサイズが大きくなり水槽の景観を損ねます。
比率が成り立っていないのは、ヒーターのワット数の種類が限られているためです。あまり気にしないでください。
水槽サイズ(水量) | ヒーターワット数 |
30cm規格水槽(12リットル) | 50W~ |
60cm規格水槽(64リットル) | 150W~ |
90cm規格水槽(182リットル) | 300W~ |
120cm規格水槽(243リットル) | 500W~ |
水槽用ヒーターの種類
水槽用ヒーターは大きく分けて3種類あります。
それぞれの特徴をざっくりと説明しますので参考にしてください。
尚、リンクの商品は水量=64リットル以下を想定しており、後述の安全性もクリアしています。
迷う方はとりあえずリンクの商品で問題ありません。
温度固定型
温度固定型の水槽用ヒーターです。ヒーター本体に予め温度が設定されたサーモスタットが内蔵されているため、これ一つで水温調整が可能です。
水温の目標が決まっており、とにかく安価にしたいかたにオススメの製品です。
今後、飼育する生体を追加・変更する可能性がある方は、本製品はオススメできません。
温度可変型(サーモスタット内臓)
温度可変型の水槽用ヒーターです。ヒーター本体とサーモスタットが接続されているため、これ一つで水温調整が可能です。
サーモスタットにはダイヤルがついており、ダイヤルを回して希望の水温に合わせるだけで水温調整が可能です。
飼育する生体を追加・変更する予定があり水温を調整したいけれども初期投資を抑えたい方にオススメの製品です。
故障の際はすべて交換する必要があるため、長い目で見ると費用はかかります。
温度可変型(サーモスタット別)
水槽用ヒーターとヒーター制御用サーモスタットです。ヒーター本体とサーモスタットが別のため、両方揃えて初めて水温調整が可能です。
サーモスタットにはダイヤルがついており、ダイヤルを回して希望の水温に合わせるだけで水温調整が可能です。
飼育する生体を追加・変更する予定があり水温を調整し、道具を長く使用したい方にオススメの製品です。
初期投資はかかりますが、故障の際もヒーター、サモスタットそれぞれ交換できるため、長い目で見ると費用は抑えられます。
水槽用ヒーターの安全性
水槽用ヒーターの安全性を考える上でのポイントは2点あります。
ヒーターカバーの有無
水槽用ヒーターにはカバー付きの製品とカバーなしの製品があります。
水槽内にヒーターを設置する場合は生体の火傷防止のため、必ずカバー付き製品を選択してください。
※海水魚は火傷するまえに逃げますが、貝やイソギンチャクなどの痛覚のない生き物は火傷します。
オーバーフローシステムなどの濾過槽にヒーターを設置する場合はカバーなしでも大丈夫です。
安全規格(SHマーク/SPマーク)適合の有無
2015年7月24日に電気用品安全法が改正され、2019年現在電気用品安全法に適合したヒーターしか販売できません。
- ヒーター表面(接触)温度:ヒーターが空気中に露出した場合でも表面温度が400度を超えないこと(カバー付きはカバー表面温度)
⇒表面温度を抑えることにより、発火のリスクを抑えています。 - ヒーターカバーの耐熱性:ヒーターが空気中に露出した場合でも、ヒーターカバーが溶解しヒーターが露出しないこと
⇒カバーが溶解しヒーターが露出すると大変危険なため、溶解しない素材を使用しています - ヒーターカバーの素材:樹脂製を使用する場合はUL94V-0を使用すること。
⇒燃えにくい樹脂素材を使用することにより、発火のリスクを抑えています。
簡単に言えば、SPマーク(旧SHマーク)が表示されている製品は安全な製品であるということです。槽用ヒーターを選ぶ際にはSPマーク(SHマーク)がついている製品を必ず選びましょう。
水槽用ヒーターオススメランキング一選(2019年版)
ここまでは水槽用ヒーターの種類と安全性を紹介しました。最後に「これを買っておけば間違いない水槽用ヒーター」を紹介します。
ランキング形式で説明したいところですが、まさかの一選で紹介します!
ジェックス セーフカバー ヒートナビ
水量:48リットル以下の方はこちら
水量:64リットル以下の方はこちら
水量:110リットル以下の方はこちら
- 温度可変型(サーモスタット内臓)
- ヒーターカバー付き
- SPマーク適合
ジェックス セーフカバーヒートナビはSPマークに適合しておりヒーターカバーもついているため安全性が高く温度調整可能な使いやすい製品です。
220W(水量110リットル以下)までしかありませんが、水量が適合するようでしたら本製品を購入しておけば間違いのないオススメできる製品です。
水槽用ヒーターにしては珍しく、縦置き、横置きどちらでも使用できるため、レイアウトの邪魔になりにくいよ。
まとめ
寒い冬にかわいい海水魚に快適に過ごしてもらうには水槽用ヒーターが必要不可欠です。
寒くなってから用意するのではなく、事前に準備し動作確認をしておきたいものです。
技術的には煮詰まっている水槽用ヒーターですが、今後目新しい製品が増えましたら随時更新します。
少しでも、製品購入の参考になれば幸いです。
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