どうも、クマのみん(@Dorasike)です。
海水魚やサンゴ飼育には水槽の温度管理が必要になります。
水温自体はヒータやクーラにより調整しますが、水槽の温度表示は水温計により管理します。
水温計はアナログ式とデジタル式の2種類ありますが、見た目がスッキリして見やすいデジタル式をオススメします。
デジタル式の水温系の中でもコスパに優れた水温計を探している方にお勧めの商品が「Tetra BD-01」です。
本記事は以下の方にお勧めします。
☑ 安価でコスパの優れている水温計を探している
☑ 実売価格が安すぎて不安
特徴、メリット、デメリットを紹介しますので、購入の参考にしてください。
Tetra BD-01の評価
総合評価 | ★★★★★ (価格を考えるとコスパ高し) |
価格 | ★★★★★ (実売価格500円未満(2019/10/12現在) |
品質 | ★★★★☆ (部品点数が少なく壊れにくい) |
適している水槽サイズ | 30~45cm |
備考 | アルカリボタン電池(2個)付き |
海水魚の色彩の邪魔にならないデジタル式水温計の中でも特に安価な製品がTetra BD-01です。
実売価格が安すぎまともに使用できるか不安でしたが、使用上何の問題もなく水温測定できていますた。
設置は水温センサーのみを水槽内に設置し本体は水槽壁面もしくは水槽台に置いて使用できるため、水槽内のスペースはほとんど必要ありません。
Tetra BD-01の使い方
・水温センサーをセンサー用吸着盤を使用し水槽壁面に固定してください。
固定する場所は水温の変化が少ない水槽端下部をオススメします。
・本体に付属のアルカリ電池2個(実は1個でも動きますをいれ、好みの場所に設置してください。
以上
簡単ですね!!
Tetra BD-01仕様の解説(メリット・デメリット)
Tetra BD-01の仕様をメリット・デメリットに分け解説します。
尚、見出しはTetra BD-01の仕様欄から抜粋しております。
水温表示液晶
よく使われているモノクロタイプの液晶画面です。
コード長: 1.0M
よほど深い水槽を使用しない限り十分な長さです。
ただし、オーバーフロー水槽の水槽台の中に本体をしまうのには若干長さが足りません。
温度測定範囲:0~50℃
一般的に海水魚は25度前後で飼育することが多いため、十分な温度測定範囲です。
測定精度:±1℃(0~30℃)
±1℃は温度の誤差を示しています。0~30℃というのは、±1℃の誤差を保証している水温(本体周囲温度ではない)を示しています。
0.1℃単位で水温調整されている方は皆無かと思いますので、誤差は気にしなくていいです。
測定周期:10秒毎
10秒毎に温度表示が変わることを示しています。
水温が急変することは基本的にないため、10秒毎の温度表示で問題ありません。
分解能:0.1℃
分解能が1℃刻みの場合、25.4℃=25℃、25.6℃=26℃で表示されるため、実際の水温の差より乖離が大きくなります。
本製品は0.1℃刻みのため、実際の水温との乖離は少ないです。
Tetra BD-01使用上の注意
水温センサーが取れやすい
水温センサーは付属のセンサー用吸着盤により水槽壁面に固定します。
しかし、この吸着盤が取れやすく、気づいた時には水温センサーぷかぷか浮かんでいることが多々あります。
※水中を漂ってもあまり問題ありませんが、可能でしたら他の吸着盤に交換してください。
本体固定のマジックテープが取れやすい
本体は付属しているマジックテープで固定することができます。
マジックテープ自体は粘着テープにより本体と固定箇所に取り付けます。
しかし、この粘着テープの粘着性が弱く取れやすいです。2日と持ちませんでした。
こちらも可能でしたら他の粘着テープに交換してください。
Tetra BD-01分解写真
ここからは製品説明ではなく、個人的な趣味も兼ねた分解写真を紹介します。
興味のない方は読み飛ばしてください。
本体を分解していきます。水温センサーは分解したところで、中にサーミスタ(温度により抵抗値が変わる物質)が入っているだけなので分解しません。
本体を分解するには裏面のスリット(4か所)にマイナスドライバーを差し込み、テコの原理を使用し少しずつ裏蓋を持ち上げます。
力任せに外した場合、かなりの確率で本体のプラスチックが割れます・・・
上から、裏蓋、表ケース、液晶画面兼メイン基板に分解できました。
液晶画面兼メイン基板を分解していきます。
上から、液晶画面枠、液晶画面、導電性ゴム、メイン基板に分解できました。
導電性ゴムを使用しており、メイン基板の端子(穴の開いている金色部分)と液晶画面を接続しています。
メイン基板はは謎の黒丸がありますが、基盤に直接作られた制御回路(チップ)を謎の黒色素材で保護したもののようです。
RTには水温センサーが接続されており、RT+9.76kΩ(±1%)を液晶ドライバー(黒丸内のチップ)に接続します。
104や1UFの積層セラミックコンデンサはノイズ除去用のため直接的な機能はありません。
液晶ドライバー(黒丸内のチップ)はRTの抵抗値を温度に変換し、液晶画面(株の金色端子)に信号を送信します。
※黒丸内のチップの分解は、ヤスリで10分ほどごしごしましたが、硬すぎて無理でした・・・
分解は以上。
分解によりわかりましたが、各パーツなかなか良い物を使用しており意外とコストのかかっている製品です。
まとめ
シンプルな部品で構成されておりなかなか故障しないと思われます(故障するとしたら電池の接続部)かな?。
安価で精度も高く、コスパは◎◎◎。明るい状態で見ることが多い方は本製品を購入すれば間違いないでしょう。夜見る方はライト付きを購入してください。
少しでも、製品購入の参考となれば幸いです。
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