【徹底解説】リン酸塩、ケイ酸塩の除去方法

飼育方法

どうも、クマのみん(@Dorasike)です。

海水魚メインに飼育している場合あまり問題となりませんが、サンゴをメインに飼育している場合、水質の中でも「リン酸塩(PO4)」と「ケイ酸塩(SiO)」に注意する必要があります。

「リン酸塩」や「ケイ酸塩」が多くなると不要なコケの発生やサンゴの生育(骨格の形成)に影響が出るため可能な限り除去するのが望ましいです(0.05ppm以下)。水槽壁面の掃除をしても数日後にはコケが生えて・・・と掃除の繰り返しに悩んでいる方は「リン酸塩」と「ケイ酸塩」の蓄積に着目してください。

この記事では、「リン酸塩」と「ケイ酸塩」の除去方法、これを買っておけば間違いない「除去道具」を紹介します。

☑ 水槽にすぐコケが生える、サンゴの成長がイマイチ⇒リン酸塩が多い
☑ 水槽にすぐ珪藻(茶コケ)が生える⇒ケイ酸塩が多い
☑ リンは生物の成長に必要不可欠なため、完全に除去するのもよくない

リン酸塩、ケイ酸塩の発生要因

リン酸塩は主に海水魚に与える餌に含まれているリンが原因で発生します。そのため、海水魚を飼育している場合ある程度リン酸塩が水槽内に混入するのは避けることができません。また、水替えに水道水を使用している場合、水道水の中にリンが含まれているため、水替えでリンが購入します。

可能であれば「R/O浄水器」、「イオン交換浄水器」 or 「スーパーや薬局の無料で汲める浄水」を使用してください。

除去しても除去してもリン酸塩の数値がなかなか下がらない場合、底砂・ライブロックにリン酸塩が蓄積している場合があります。これらを全部交換すればリン酸塩自体は減りますが、交換のリスク(バクテリアバランスの崩壊、白点虫などの病気の蔓延)もあるためあまりオススメしません。ある程度のリン酸塩は妥協しましょう。

ケイ酸塩は餌に含まれていませんが水道水に含まれているケイ素が原因です。「リン酸塩」と同様に可能であれば「R/O浄水器」、「イオン交換浄水器」 or 「スーパーや薬局の無料で汲める浄水」を使用してください。

スーパーや薬局に汲みに行くのが面倒くさい!家でリンやケイ素が含まれていない水を作りたい!!場合は↓こちらの製品を使用してください。

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リン酸塩、ケイ酸塩のチェック

除去方法紹介前に飼育水槽にどれだけの「リン酸塩」と「ケイ酸塩」が含まれているのかチェックすることをお勧めします。含まれている量を把握していないのに対策だけしても、有効な対策はできず労力とお金だけかかりあまり意味がありません。

チェック方法はそれほど難しくなく、飼育水をスポイトなどで吸い取り専用の機器に入れるだけでチェックすることができます。

↓リン酸塩チェックのオススメ機器はこちら。

デジタル式のためわかりやすい!

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↓上記本体で使用できる試薬はこちら(100回分)。

1回測定あたりのコストは10円以下!

多くの機器はカラー判別(飼育水の色の変化度合いで判別する)ですが、正直カラー判別は分かりにくいためこちらの製品のようなデジタル表記をオススメします。

↓ケイ酸塩はあまりチェックする必要はありませんが、一応リンクはっときます。

どうしてもチェックしたい方はこちらをどうぞ!

リン酸塩、ケイ酸塩の除去方法

ということで・・・水槽内に蓄積してしまった「リン酸塩」と「ケイ酸塩」の除去方法を紹介します。除去には「換水」「吸着材」「バクテリア」の3つの方法があります。

① 換水で除去

一番簡単な方法です。水槽内の古い海水と作り立て(天然)海水を交換することで「リン酸塩」と「ケイ酸塩」を同時に減らすことができます。多くの方は定期的に換水をされていることかと思いますので、そのついでに「リン酸塩」と「ケイ酸塩」の除去もできています(換水の頻度が低い場合は当然除去できません)。

ただし、人工海水を作る際に水道水を使用している場合、水道水に多少のリンと多くのケイ素が含まれているため、換水により減らすどころか増やしてしまう場合があります地域にもよります)。

家庭の水道水のリンとケイその数値が高い場合は、「R/O浄水器」、「イオン交換浄水器」 or 「スーパーや薬局の無料で汲める浄水」を使用してください。

② 吸着剤で除去

除去剤を水槽内に入れるだけで除去することができすため、こちらも簡単な方法です。
除去剤の作用としてリン酸をアルミニウムイオンと化学反応させ不溶化させます。
そもそもリン酸は水溶性(水の溶けやすい)のため水槽内に蓄積しますが、除去剤により不溶化し吸着させるこよにより物理的に水槽内から取り出すことができます。

吸着材の種類によっては化学反応によりPHに影響があります。
PHをシビアに考える場合、鉄系の吸着材ではなくアルミ系の吸着材を使用しましょう。

本項では、「これを買っておけば間違いない吸着材」を紹介します。

 

クマのみん
クマのみん

何れの製品もそれほど高くはないよ。

フォースエイトリムーバー/シリケイトリムーバー(カミハタ)

リン酸塩吸着はこちら!
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カミハタ
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    • 活性アルミナが主成分
    • 効果は2~3か月持続
    • 500cc入りのため、水量220L分使用可能
    • 吸着物を再放出しないため、入れっぱなしでOK
    • ケイ酸塩吸着材と併用可能

活性アルミナが主成分となっており、リン酸塩を効率よく吸収し飼育水のphへの影響もありません。また、特別な表面処理をされているためリン酸塩の急激な低下はせずに、じわじわ効果が出てくるのもうれしいポイントです(水質の急変がない)。
吸着材を入れるためのネットが付属しているため、水量にあわせて吸着材の使用料を変えることが可能です。

ケイ酸塩吸着はこちら!
シリケイトリムーバー 珪酸塩吸着ろ材 500cc
    • アルミニウミオキサイドが主成分
    • 効果は2~3か月持続
    • 500cc入りのため、水量220L分使用可能
    • 吸着物を再放出しないため、入れっぱなしでOK
    • リン酸塩吸着材と併用可能

アルミウウムオキサイドが主成分となっており、ケイ酸塩を効率よく吸収ます。また、特別な表面処理をされているためリン酸塩の急激な低下はせずに、じわじわ効果が出てくるのもうれしいポイントです(水質の急変がない)。こちらも吸着材を入れるためのネットが付属しているため、水量にあわせて吸着材の使用料を変えることが可能です。

リン酸除去剤(エーハイム)

リン酸塩、ケイ酸塩両方を吸着!
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エーハイム
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    • 主成分が鉄系のため、PHに影響あり
    • リン酸塩とケイ酸塩の両方を吸着
    • 効果は2~3か月持続
    • 6包入り(個包装)のため、水量600L分使用可能
    • 吸着物を再放出しないため、入れっぱなしでOK

これ1つで「リン酸塩」と「ケイ酸塩」の両方を効率よく吸着します。50Lごとの個包装となっており、水槽内にポンと入れるだけで簡単に使用することができますが、水量にあわせて使用量の調整はは大まかにしかできません。尚、本製品は鉄系が主成分となっているため、PHに多少なりとも影響があります。

鉄くぎ(お勧めしません)

ホームセンターなどで手に入る鉄くぎでも「リン酸塩」を低下させることは可能です。鉄と「リン酸塩」が化学反応しリン酸鉄(不溶性)になり水槽内に沈殿します。また、リン酸鉄は不溶性のため、「リン酸塩」を再放出することはほぼありません。

ただし、沈殿したリン酸鉄が水槽内にどのような影響を及ぼすかの長期的データがないためおすすめしません(エビデンスをお持ちの方は教えてください)。
折角のかわいい生体を民間療法でダメにしたくないですよね?吸着材はそれほど高くないため、メーカーが試験をしている吸着材の購入をお勧めします。

③ バクテリアで除去(炭素源の添加)

バクテリアの力によりリン酸を除去することも可能です。定期的な添加は面倒くさいですが、安全にリン酸塩を低下させることが可能です。

硝酸塩、リン酸塩の除去にはこれ!
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レッドシー (RedSea)
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    • 水槽内のバクテリアの餌(炭素源)
    • リン酸塩と硝酸塩の両方を除去
    • 定期的な添加が必要(基本的に毎日)
    • プロテインスキマー必須

本製品は簡単に言えばバクテリアの餌です。添加することによりバクテリアが活性化し、硝酸塩の無害化(還元)・リン酸塩の吸着をすることが可能です。バクテリアの活性化は酸素を多く消費し、またバクテリアが吸着したリン酸塩除去のためにも、プロテインスキマーは必須です。

本製品の添加の場合、硝酸塩とリン酸塩は同時に落ちます。そのため、どちらか一方の数値が高い場合うまく除去できない場合があります。大抵の環境では「リン酸塩」のほうが多いと思いますので、「リン酸塩」のみを吸着剤で減らしてあげてから、本製品を添加することをお勧めします。

まとめ

コケの発生やサンゴの成長がイマイチの場合は、「リン酸塩」と「ケイ酸塩」がどの程度飼育水に含まれているかチェックし、多い場合は除去するようにしてください。
鉄くぎやみりんを使うなどの民間療法もありますが、リスクがよくわからないものを使用するのはお勧めできません。かわいい生体のためにも、メーカーの製品を使用するようにしましょう。

少しでも、参考になれば幸いです。

 

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